金製品の買取査定を検討している人のために知っておきたい知識や注意点とは

コイン

金は、古くから人類を魅了してきている美しく、価値が高い金属です。金が持っている魅力は、今も昔も変わりません。

金の買取を検討している人のために、金の持っている性質や独特の魅力、金にまつわる世界や日本の歴史についてご紹介いたします。持っている金を買取査定に出す際の注意点なども知っておきましょう。

変わらない金の魅力と歴史とは?

世界で最も古いとされている金を使った製品は、今から約6000年以上も前のものです。40年ほど前、現在のブルガリアのヴァルナという土地で、偶然見つかった数百基のお墓から、金を使った副葬品が発見されました。

お墓から見つかった金製品は、イヤリングやネックレスといった装飾品の他、杖のような笏(しゃく)や、動物をかたどった金杯など、合計で12キロ以上ありました。

埋葬された人のものだと考えられています。当時のブルガリア人は、トラキア人によるトラキア文明が栄えていました。トラキア人は戦闘民族としても知られていますが、金の精製技術にも優れていました。

この発見は大きなニュースとなり、話題となりました。この発見から、人類が金を発見した当初から金を加工して装飾として使っていたことが分かりました。

もっとも有名な金製品とは?

古代文明の中で、金を使った装飾品で良く知られているのは、エジプト文明でしょう。古代エジプトの文明のピラミッドや、儀式等が行われていたとみられる遺跡から、多くの金で作られた埋葬品が見つかっています。

古代エジプトの中でも一番有名なツタンカーメン王の黄金のマスクは、紀元前1300年代、今から3300年ほど前に作られたものです。約100年前、イギリスの考古学者、ハワード・カーターによって、ツタンカーメ王墓から発見されました。

ツタンカーメンの黄金のマスクは、ツタンカーメンの顔をすべて覆っているだけではなく、胸まで隠れるほどとても大きなものです。マスクの価値は200兆円とも、300兆円とも言われています。

古代のエジプトの人にとって、金は特別な意味がある金属だったと考えられています。金は、エジプト人が崇拝していた、太陽神ラーのことを表しているとされていたため、一般の人は持つことが許されず、王のみが身に着けることができたのです。

ツタンカーメン王墓からの発掘品には、約110キロもの金が使われています。ツタンカーメンだけではなく、他のエジプト王墓からも、黄金のマスク、黄金の棺、副葬品の数々が発掘されています。

高価買取を目指すなら

そんな金の高価買取を目指すなら、買取は金の買取を専門としているお店に持ち込むのが正解です。
上述したように、金は非常に魅力的な鉱物であり、それ故偽物も多く作られています。
そのため、金について詳しい知識を有している専門店でしか正しい価値を見出すことはできないといって良いでしょう。